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プロジェクト終了。~みなさまへ感謝を込めて~
- 約一ヶ月半のクラウドファンディング、無事に終了することができました。
ご支援、応援、拡散してくださった多くの皆さまへ、感謝という言葉ではとても足らないほどの想いでいっぱいです…。
応援してくださる方の中には、「自分も生きづらさを抱えていて…」と話してくださる方も。ひとりではない、同じように悩んでいる方がいて、見てくれているんだと大きな励みになりました。
正直、このような居場所を必要としている方は本当にいるのか、独りよがりではないだろうか、という不安もありました。
でも、みなさんの支えによって私は生かされているのだと知り、不安な中でも突き進んでいくパワーをいただきました。
そして、私の原動力となっている亡くなった家族に対しても改めて心から感謝し、天国から見ていてくれることを願いたいと思います。
本当のスタートはここからです。
開業までの間もどうか見守ってくだされば幸いです。
以下のリンク、またはLINEから、開業の進捗状況を発信していきますので、ご覧くださればとても嬉しいです。。! - ここまで読んでくださり、そして本プロジェクトに関心を示してくださり、
本当にありがとうございます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
※リターンの発送時期については、「新着情報」に更新しておりますので、ご覧くださいませ。
はり灸とマッサージMOEGI
兼松 明日佳 -
目標額達成のお礼と、ネクストチャレンジについて
- みなさまのご支援、応援のおかげで、目標金額を達成することができました。
心から、感謝申し上げます。
正直、うまくいくのか、共感を得られるのか、不安な中でのスタートでしたが、そんな不安を拭い去ってくれたのは、みなさんの優しく温かい応援でした。
感謝してもしきれない想いでいっぱいです。
そしてここからは、ネクストチャレンジです。
50万円に向かって挑戦することをご報告いたします。
私は、自分の生きづらさを克服したわけではなく、今このときも、向き合い続けています。
「生きづらさ」で前を向けなくなっている方へ、少しでも何かできることがあれば、という想いで始めたプロジェクトを、より多くの方へ伝えていきたいと思っています。
引き続き、「生きづらさの居場所づくり」にご賛同いただける方を募りたいと思います。
ご支援、拡散のご協力いただけましたら非常に嬉しいです。
どうぞ最後までよろしくお願いいたします。
はり灸とマッサージ MOEGI
兼松 明日佳 -
それぞれの生きづらさに、ただ寄り添える居場所をつくりたい。
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- ご覧いただきありがとうございます!
兼松明日佳と申します。
出張専門の鍼灸師として独立する傍ら、カウンセラー、電話相談員としても活動しています。
個々が抱える様々な「生きづらさ」に寄り添う居場所をつくっていきたいという想いを持って、今回プロジェクトを立ち上げました。
「居場所」というのは、その方にとって心地いい、安心できる場所のことだと考えます。ここにいていいんだよ、と受け入れてもらえたり、自分の話を否定せず聴いてもらえたり、自分の気持ちを安心して話せる「居場所」。 -
- (「下町グリーフサポート響和国」のスタッフのみなさんと。私の心の居場所です。)
数回お会いしただけですが、不思議といつでも心の中に存在しているような、そんな感覚があります。
心のどこかに存在している、そんな居場所を増やしていくことが大切だと思っています。
具体的には、
鍼灸院の機能とフリースペースの機能を併せ持った、新しい癒し空間をつくっていきたいと考えています。
複雑な「生きづらさ」は、心だけではなく身体にまで影響を及ぼすことがあります。
心と身体は相関関係にあると考えるからです。
「自分はなぜこんなこともできないんだろう」「自分はおかしいんじゃないか」「誰にも分かってもらえない」・・・ネガティブな感情は体の不調にもつながり、あらゆる症状を招くことがあります。
そんなとき、病院へ行き薬をもらうことですべてが解決すればいいのですが、なかなかうまくいかない現実があります。そんなときのひとつの手段として、「鍼灸」というものがあります。
鍼灸の優しい刺激により、抗ストレス作用のあるホルモンの分泌が促されたり、自律神経の乱れが調整できることが数々の研究により分かっています。
そして、身体に「触れられる」ことで存在を認めてもらっているような安心を感じることもあります。
ただ、「鍼灸院」ではあるのですが、私は鍼灸を受けることだけが治療ではないと思っています。
例えば、人と話をすることで気持ちが落ち着いたり、顔を見ただけで元気が出たり、人と同じ空間にいるだけでホッとしたり…。「人との関わり」自体も治療の一部なのではないかと思っているので、お話をする、お話を聴く、という対話も大切なことだと考えています。
そして、ニーズに合わせた「癒やし」を提供するためにフリースペースの必要性も感じました。
「鍼灸を受けたい」「マッサージで癒されたい」「ただ話したい」「のんびりしたい」「読書したい」・・・
鍼灸院を軸に、「癒やし」の可能性を広げていきたいと考えています。 -
きっかけは、自分の生きづらさと家族
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- 私自身、小学生の頃から周りとの違和感を感じていました。特定の科目が理解できず、ついていけない。中学生になると、数学のテストは10点台、周りとも馴染めない日々が続きました。それでもなんとか進学し、大学生になります。
大学を単位ギリギリで卒業したにも関わらず、スポーツ選手に関わる仕事がしたい、治療をしてみたい、という気持ちだけで鍼灸の専門学校へ。もちろん勉強についていくのは簡単なことではありませんでしたが、周りの支えもあり、なんとか卒業することができました。しかし、大変なのはここからでした。
鍼灸師として働き出しますが、忘れ物が多かったり、仕事がなかなか覚えられなかったり、人間関係につまずき、会社に馴染めず職場を転々とします。吃音(きつおん)もあり、うまく話せないことでのコンプレックスにも悩まされていました。
そして、一年も仕事が続かない自分は社会不適合者なのではないか、と自己嫌悪に陥るようになります。頭痛や不眠にも悩まされ、身体が丈夫なことだけが取り柄だった私は完全に自信を失いました。
涙が止まらない日が続く中、やはり普通ではないと感じ受診を決意。
心療内科で「ADHD(注意欠如・多動症)」、「適応障害」と診断されたことで、「自分はおかしいんだ」となぜかホッとしたのを思い出します。
そして専門学校在学中、ある出来事によって私の人生は大きく変わりました。
精神疾患を抱えていた家族の突然の死。
その家族は家の中で暴れ回り、私自身も暴力に耐えていた時期がありました。
家の中は、私にとって息苦しい場所でした。
周りの人を傷つけてしまうことで本人も苦しかったのではないかと思います。しかしその頃の私は、その家族に対し恐怖と憎しみの感情しか持てませんでした。
それでも、「ただ生きているだけでよかった。」と、失って初めて後悔し、自分を責めました。
そして「遺族」である自分を隠していなければいけないということも、生きづらさにつながっていきました。 -
二つの出会い
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ホームレスの方との出会い
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- その出来事があってしばらく経った頃、鍼灸師の先輩に誘われ、ホームレスの方と関わる機会を持たせていただくことになりました。
私が持っていた「ホームレス」のイメージは、怖い、近づきたくない、自分には関係のない人たち、と言う偏見の塊のようなものでした。何も知らないのに、そう決めつけていたのです。
それは当時、私が亡き家族に対して感じていた思いととてもよく似ていました。
そんなホームレスの方と何度も接するうちに、おじさんたちの奥深さに気付かされていきました。
話してみるととても面白く、心優しく、驚くような才能を持っている方がとても多いのです。いるだけで周りを和ませる方、手先が器用な方、物知りな方、おしゃべりが上手な方・・・。
そんな方々と接していると、自分が癒やされているように思えるのでした。
そして、大切なことを教わりました。
みんな同じ人間で、同じように悩み苦しみながら生きているんだ、と。悩みの深さは違うかもしれないけれど、同じこの世界で生きていることに変わりはない、と思いました。
そして、人間はみな、弱さや生きづらさと共存しているのではないか、と感じました。
どんな見た目だろうと、どんな病気や障がいを持っていようと、それはその人の一部であり、表面的なものでしかない。
病気、障がいは、生きづらさや苦しみを与えるだけではなく、私たちに大切な何かを教えてくれるものでもあるのだと考えるようになったのです。弱さは強みにもなりえるのだ、と。
この経験の中で、生きづらいのは自分がおかしいのではなく、環境を変えることが大切なのではないかと気付かされたのです。
ホームレスの方と関わるようになり、4年が経ちました。これからも、いつまでも、私は彼らから多くのことを教わりたいと思っています。 -
オンラインサロン「ここちめいど」
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- 環境を変えようと独立した頃は、ちょうどコロナ禍でした。
そんな中だからこそ、出会えた人たちがいます。
メンタル鍼灸をされている米倉まな先生がオーナーを務める「ここちめいど」というオンラインサロン。鍼灸師が集まるオンラインでの交流の場です。
そこでは、患者さんの生きづらさを知るには自分の生きづらさや価値観を知ることが必要だということを学びました。
「患者さんが本当に困っていることはなにか?」を、傾聴により深めていくトレーニングを積みました。
病気を診ることは大切、けれども患者さん自身を診ることはもっと大切だということに改めて気付かされました。
そして、自分の弱みは強みにもなる、自分の人生を生きていい、という学びを得て、自分のやりたいことをしよう、と決意することができました。
自分の背中を温かく押してくれる、かけがえのない存在です。 -
生きづらさと共に、自分らしく生きていく
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- この二つの大きな出会いを経て、自分と相手の「生きづらさ」に向き合うことは、私の中の大きなテーマになっていきました。
精神疾患やグレーゾーン、LGBTQなど、人からは理解されにくい様々な生きづらさがあります。現在はコロナウイルス感染症により人との接触も少なくなり、孤独や孤立、家庭内での不和など、生きづらさはますます深まっています。またSNSの普及による誹謗中傷など、深刻化する社会問題にも「生きづらさ」が隠れているのではないか、と危惧しています。
それらは、一人で抱え込んでしまうことで大きな苦しみになっていくこともあるのではないかと思うのです。
病院へ行っても薬を出されて終わり。家族や友人には話しにくい・・・。自分の心の内をさらけ出せる相手は案外少ないのではないでしょうか。
無理して話すことは決してないけれども、話すことのできる第三者の存在によって、逃げ道をつくることは大切だと感じています。
そして、否定せず受け止めてもらえることの安心感は、心とからだの癒しにもつながるのではないかと思います。
患者さんが癒やされる姿を見て、自分が癒され生かされていると感じられたことで、私の生きづらさは生きる道に変わりつつあります。
「生きづらさがあっても、自分らしく笑顔で生きていける」
そんなことを伝えていきたいという想いもあります。 -
自然を感じる癒しの空間「MOEGI(もえぎ)」
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「MOEGI」の概要
- 〇鍼灸を軸に、心を癒やすための複数の手段を兼ね備えた新しい癒しスペース。
〇鍼灸院は完全個室でプライベートが守られた空間
〇フリースペースは、基本的に自由に過ごしていただく場所。一人ではもちろん、レッスンや座談会など、コミュニティができる場所にもしていきたい。
〇施術だけではなく、ご自身でも心のケアをしていただけるよう、「セルフケア講座」を考案中。
〇森林や草花など自然の要素を豊富に取り入れ、リラックス&リフレッシュができる空間に。室内にいながら森林浴をしているような感覚を味わっていただきたい。
〇遠方の方とオンラインでつながれるような仕組みもつくっていきたい。 - 【開業予定日】
2022年3月予定
【予定場所】
千葉県柏市 柏駅近くの駅から徒歩数分
(決まり次第発表いたします)
【営業時間】
10:00~22:00
【施術内容】
お一人お一人のお悩みに合わせた傾聴型の鍼灸施術、マッサージ
【予約方法】
公式LINEアカウント、メールまたはお電話にて
【連絡先】
メール mental@moegi-hari9.com
電話 070-1577-0787 -
今までの活動履歴
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- ・出張専門鍼灸院の開業
・就労移行支援事業所での生活支援
・就労移行支援事業所でのカウンセリング、講座開催
・相談機関での電話相談
・被災地での鍼灸ボランティア
・ホームレスの方への鍼灸マッサージボランティア
・最寄り駅でのお灸講座の開催 -
費用内訳について
- ・設備資金
・リターンの発送にかかる送料
・オリジナルグッズの製作費
・クラウドファンディング手数料 -
最後に
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- オープンな場所での人との出会いを求め、今年の5月、7月に最寄り駅での「お灸講座」を開催し、約50名の方と出会うことができました。
その中で、お灸は心のケアにも効果的ですよ、というお話をしたところ、何名かの参加者の方から、「知り合いで心の病気を持っている人がいる」「心療内科へ通っている」「もう何年も苦しんでいて」「家から出られない家族がいる」という声が上がったのです。
とても他人事とは思えませんでした。
この短い期間の中で、これだけの方が苦しんでいるのだという事実を知り、衝撃を覚えました。
そして、出張専門であることをお伝えすると、「お店があればいきたい」という声も多く聞かれました。そのご意見を何とかして形にしたいという想いがあります。
家の中が安心できる場所とは限らない、それは、私自身が経験してよく分かっていることでした。安心できない場所で治療を受けても、治療効果は期待できない。
快適な空間と、心地いい施術、悩みに寄り添い受け止める姿勢。このどれが欠けても成り立たないものだと思っています。
生きづらさを抱えた自分だからこそ、このプロジェクトには意味があると思っています。
多くの方へ想いが届けばとても嬉しいです。 -
はり灸とマッサージ MOEGI
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