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宮崎県延岡市でデイサービスを開業する夢を叶えたい!
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- 私が生まれ育った宮崎県延岡市。
海と山に囲まれた九州のこの土地には、人の温かさと豊かな自然があります。
私はこの場所で、心から笑い合えるデイサービスを作ると決めました。
現在は東京で看護師をしています。
普段は医療機関で働きながら、休日には数々のデイサービスや介護施設にアルバイトに行きました。そうして長年医療や福祉の現場で働く中で、“安全”を優先するあまり、挑戦や自由が失われていく姿を何度も見てきました。
本当は、もっと自分の力を発揮できる人たちがたくさんいるのに。
やってみたいことに挑戦し、できた喜びをみんなで分かち合える。
誰もが笑顔でいられる、誰もが挑戦できる、そんな場所を地元延岡でゼロから形にしたい。
そのためにはまず会社を立ち上げることが必要です。
そしてそこから、私の夢が動き出します。 -
私について
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30代で看護師に
- 1978年生まれ。
10代の頃は「幸せ=結婚して子どもを育てること」だけが人生の正解だと信じていて、これといった夢や目標を持てずに過ごしていました。20歳で結婚しましたが、21歳で離婚し、シングルマザーとして息子との生活が始まりました。
その後はいくつかの仕事を転々としながら、母に助けてもらい、スナックとの掛け持ちも続け、必死に働く毎日。そんな中、医療事務として働いていた頃、子どもの頃に抱いていた「看護師になりたい」という思いが再燃しました。その気持ちは揺るぎなく、迷わず勉強を始め看護学校を受験し、無事に合格。病院で見習いとして働きながら、学業と育児も両立させる5年間を経て、国家資格を取得しました。
ちょうどその頃、息子が就職で家を出る事が決まり、「私は都会の現場で最先端の医療を学びたい」と横浜の病院へ転職。その後は東京の医療機関へ移り、在宅医療について約7年間経験を積み、多くの人生の最終章に寄り添ってきました。 -
アーティストとしての活動
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- 東京に来てから、さらに大きな転機がありました。
それがアートとの出会いです。
子どもの頃から「想像したものを形にすること」に面白さを感じるタイプでしたが、改めて制作を始めると、人生で初めて“心から熱中できるもの”に巡り会った感覚がありました。制作を始めてほどなくして個展が決まり、海外展示の機会までいただき、驚くほど環境が変化しました。
ワークショップも多くの方に喜んでいただき、何度も開催することができました。好きなことをただ夢中で楽しんでいるだけで、人が自然と集まり、応援してくれる。その経験は、人生を豊かにしてくれただけでなく、「想いを形にする力は、必ず誰かの心に届く」という確信にもつながりました。
この“場づくりの感性”や“創造を実現する力”は、これからつくるデイサービスにも必ず活かされると感じています。 -
新たな夢を実現するために
- さまざまな介護現場を経験し、高齢期に夢やワクワクを持ち続けることの難しさを痛感しました。そんな時、延岡で暮らす97歳の祖母の姿が、特別な重みを持って胸に残りました。
「おばあちゃんが元気なうちに、利用者もスタッフも夢を持てる場所をつくりたい。」
その想いが強くなり、今回のクラウドファンディングに挑戦する決意へとつながりました。
これまで歩んできた道のりすべてが、故郷でのデイサービスづくりの土台となっています。 -
「心が動く」デイサービスを作る
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- 私が目指すのは「心が動けば身体も動く」そんな循環が生まれる”高齢者向けの地域密着型デイサービス”です。
地域密着型デイサービスとは、要介護の認定を受けた高齢者が、可能な限り自宅で自立した生活を送ることが出来るよう、通所しながら必要なサービスを受ける場所です。
社会的孤立感を解消したり、家族の介護負担を軽減する目的もあります。
体力の衰えや認知機能の低下によって気力を失い、自宅に引きこもってしまう高齢者も少なくありません。
そこで取り入れたいと考えているのが、触れ合うことで様々な良い効果を生むことが期待出来る「園芸」です。
植物と向き合うことは、心と五感をフルに使うリハビリそのもの。生きる意欲を取り戻す力にもなります。
その実現に向け、初級園芸福祉士の資格取得を目指し勉強中です。
”地域密着型サービス”なので、近所の方々ともイベントなどを通じたくさん交流していきたいと考えています。 -
私が実現したい形
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- 私が実現したい形としては、
利用者の「できる力」を奪わず、自ら選び、考え、行動できる環境を整えること。
失敗も挑戦の一部と捉え、スタッフがそっと見守りながら支える関わり方を大切にしていくこと。
そして、過ごし方や行動を強制するような関わり方ではなく、本人の意思を何より尊重したサポートの場を作っていきたい。そのように考えています。
また、利用者が希望する場所へ安全に出かけられるよう、国内旅程管理主任者と旅行介助士の資格も取得予定です。
外出や小旅行を通じて、心が動く体験を増やしていこうと思います。
しかし何より、実現に重要なのは共に働くスタッフの存在です。
スタッフ全員が、「この場に来るのが楽しい!」「次はこんな事を実行したい!」自発的に「成長したい!」そう思えるような環境を作りたい。
なぜなら、ずっと私自身がそう思って働きたかったのに、それが叶う場所に出会えなかったからです。
スタッフが子どもや孫を連れて出勤するのも皆で歓迎できる。堂々と夢を語れる。そんな会社を実現します。
※この写真は実際にデイサービスを開業予定の地区で撮影したものです。この時は美しい百日紅が咲き誇っていました。 -
空き家を生かした場所作り
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- 目指しているのは、山や田畑に囲まれた自然の中にある空き家を活用した、素朴であたたかなデイサービス。建物は必要最低限だけ改修し、できるところは自分たちの手で整えながら、あえて手作りの温度を残したいと考えています。
敷地には利用者それぞれの専用の小さな園芸スペースをレイズドベッドで用意。好きな花や野菜を選び、土に触れ、日々の変化を楽しんでもらえるような仕組みを構築したいです。
日々の暮らしの中では、一人ひとりが役割を持つようにします。利用者とスタッフが自然と協力し合う関係が生まれていくはずです。
さらに、昔ながらの味噌作りや、釜戸を使った料理作りなどもおこなっていきます。
自然に寄り添い、手を動かし、自分のペースで楽しめる時間が流れる場所。そんなデイサービスを形にしていきます。 -
挑戦することになったきっかけ
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- 2年ほど前のことです。
役職の立場にあり、仕事で多くの悩みを抱えていた頃に、鴨頭嘉人さんの存在を知りました。
鴨頭さんのYouTubeを観たり、書籍を読み漁るうちに、経営という世界に強く興味を持つようになったのです。
まずは起業のマインドを学ぼうと2024年に「鴨Biz」に入会。
今年は、沖縄で複数の会社を経営されている渡名喜シュウさんの“起業準備の学校”にも参加しました。
ここで起業に必要な知識だけでなく、お金のことまで多岐に渡り教えていただいた事で、ますます深掘りしたい気持ちが湧き、いつか”人と金経営塾で学ぶ”という新しい目標まで出来ました。
さらに区の起業セミナーや民間の講座にも足を運び、少しずつ自分の中の「起業」という言葉が現実味を帯びていったのです。
尊敬する鴨頭さんのコミュニティには、夢を叶え続ける人たちがたくさんいて、その中にはクラウドファンディングに挑戦している仲間も多くいました。
「いつか私も挑戦してみたい!」——その気持ちが少しずつ膨らんでいったのです。
しばらくは「本当に私が出来るのか…」と迷いもありましたが、“私だから出来ることがある”と想いが固まったことで、今回、人生初のクラウドファンディングに挑戦することを決意しました。 -
おわりに
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- 40歳を過ぎてから、国内外問わずさまざまな場所をひとりで旅するようになりました。
そうして色んな国の価値観や環境に触れるうち、あらためて故郷・延岡市の魅力に気がつきました。
私を育ててくれた延岡に、今度は私が恩返しをしたい。
その想いが、このプロジェクトの原点です。
うまくいく保証なんてどこにもないけれど、
諦める前にまず挑戦することで、きっと自分自身も成長していける。
そう信じて、今できることをひとつずつ積み重ねていきます。
この挑戦が、誰かの笑顔や希望につながりますように。
ここまで読んでくださったすべての方に、心から感謝を込めて。












